ジェットT929のblog

ラジコン飛行機を始めてから45年のRC機設計製作飛行経験有、その間、飛行機から船、車、水中へと領域の拡大を続け、、 果て無き夢を追い求め、独自のコンセプトでラジコン化する模型専人。 模型航空力学・流体力学エンスージャスト。 最近、原点RC飛行機への回帰作戦で独自のRC飛行機開発、飛行を再燃させている。

2016年09月

今日、9月29日はジェットフォイルの日です。
(ボーイング社が船に与えた機番=929に由来する)

 私のラジコンジェットフォイルを使った特別な編集のインスタレーションビデオを公開し祝福しよう!。

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世界3大ジェットエンジンメーカーのGEが
 3Dプリンターで作るジェットエンジンモデルをネットで公開しているという。
本物の話か?!と思ったら、、誰もが入手できる模型の3DPデータの話ではあるが、、、。(*実機の世界でも、ジェットエンジン部品を3DPで製造成功などのニュースは出ているので)。
当方40数年にわたる、ジェットエンジンマニアでもあるので、、この話を聞捨ててはは沽券にかかわる!と思い、
 早速アプローチしてダウンロード、拙宅の3Dプリンターで出力して組み立てて見た。
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さすが、、、本家ジェットエンジンメーカーのものなる模型である。
構造と仕組みが良く理解できるようにカットモデルにしている。
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同社が誇る、、最新鋭のジェットエンジン*GEnxを手本としているらしき模型は
大変良くできているのに感心。*GEnxはボーイング787はじめ、現在の先進旅客機に搭載されている高効率、低燃費の優れものである。
 フロントの巨大ファンはダブルスイープ後退角を持つ曲線が見事再現されている。
低圧、高圧圧縮機、燃焼室、高圧、低圧タービン翼に至る、断面形状の変化は
 高バイパスターボファンエンジンの特徴を余すことなく表現しているのには感心する。当方も組み立てホヤホヤのファン列を手で回して、思わずニヤリ!!。
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翼列の各翼型形状は少し、厚みがあり、コンプレッサーとタービンの段数が間引かれている。それに、タービン翼列のピッチが逆で、、、といった、、正確な再現とは言えない点もあるが、、 そこは模型として、3DPで成型できる形状に割り切ったことと、、許してあげよう。 
ジェットエンジン構造を学んだ手前、、、少し気になるところはコンプレッサーとタービンの間にあるガイドベーン翼列がキットになかったので
 当方の3DCADで追加設計し追加した。(赤い部品がそれだ)。

GEといえば、ジェットエンジンマニアなれば、すぐに思い当たるのがこのガイドベーンを世界で初めて可変型を開発して、コンプレッサーストールを防ぎ、性能を
格段に向上させたメーカーでもあるので、このガイドベーンは同社にとって重要だ!。
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ま!。それにしても、この様な模型3DPデータがどんどん出てくれば、、当方が目の黒いうちに、、、
やがて、、、家庭用金属3Dプリンターが一般化して、実可動するジェットエンジン模型が作れるようになることを願って病まない。
ジェットエンジンマニアとして、、尽きない夢の一つである。

私の執筆記事の紹介です。
ラジコン技術誌 10月号 掲載です。
 香港で活躍する双胴型水中翼高速船のラジコンモデルのメーキング記事です。
おそらく、このフォイルキャットのラジコンモデル化はキットなどもないので世界的に稀な作品だろう。
オリジナル図面から書き起こし、3DCAD,レーザーカット部品、3Dプリンターを どのように使って製作したか、、製作ノウハウ満載です。
今、書店に並んでいます。
<初走航時の動画は以下>



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自作”ラジコンジェットフォイル”にLED照明を搭載して、電飾して走らせてみた。
 今年の暑~い夏の夜の夢に浮かんだ”涼感アイデア”を即、実行してみることにした。
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使用したのは軽量のブルーLEDテープ。それを艇の周囲に張り巡らせ、
 後部にはウオータージェット噴射を照明するブルーLEDを追加。
夏の白夜の水面を走らせてみた。

 LEDの照明が水面に反射して、面白い効果となった。さらにウオータージェットのジェット水流にもブルーLED照明反射が映えて意外にも効果的な作品となった。
  ブルーに光るウオータージェット噴流の尾を引っ張って夜の水面を疾走するジェットフォイルはまた別の魅力を持つ自慢のモデルとなった。

下記の動画もご覧あれ
 

 私のオリジナルラジコンジェットフォイルが開発に成功し進水したのは2001年の春であった。
以後、16年間に渡り、バージョンUPを続けて改良を積み重ねている。
この間製作したモデルは10隻余りに近づく。
 ここに紹介するのは最新モデルだ。 
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3Dプリンター製の部品を最重要部品のジェットポンプはじめ、マスト、煙突などの艤装品などほとんどに使用している。開発当初モデルからは格段の運動性能UP、旋回性能、安定性の向上を図り、量産性にも対応した。
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下記動画もごらんあれ。

モデルとしたのは現在、世界最大のジェットフォイル運行会社である香港のターボジェット社のCacilhasである。香港の空港ターミナルと市内、マカオまでをピストン輸送に近いタイムスケジュールで多数運行している。船首には夜間航行用の赤外線ビジョンを装備している。そして、保有するジェットフォイルは13隻に達する。
 これは日本で現在運行している7社のジェットフォイルをすべて足しても隻数は大きく上回る。
ボーイング社が第一号機を開発してから、約50年になろうとしているが、どの船も船齢は高く今後老朽化がすすむ。
日本の川崎重工が製造権もつも、20数年近く新規の発注台数がまとまらず、金型や生産設備の維持が不可能な状態になりつつあり、今後高速船としての存続が危ぶまれている。
 ジェットフォイルファンとしては、、現在の先進テクノロジーで再設計して
より、高速で安全性の高い乗り物として、ジェットフォイルがよみがえることを
望んでいる。

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